旧暦の七夕
奄美では、旧暦で七夕をします。
1週間前くらいから飾りを作り始めます。
私は折り紙の四角を繋いだものと、三角を繋げたもの(要するに簡単なもの。笑)を作りました。
少ししか写真に撮りませんでしたが、母はこの他にも、紙で作った洋服やら、お花に紙テープをつけたのやら、色々作っていましたよ。
短冊もたくさん準備しました。
そして旧暦の7月7日、飾りを竹に結んで、空高くかかげるのが奄美の七夕です。
今年は8月7日でした。
日の出前に揚げるのが正しいようですが、なかなか難しいですね。。
旧暦の7月13~15日がお盆ですから、お盆前にご先祖様に家(帰ってくる場所)をお知らせする意味があるそうです。
実際に七夕を揚げてみると、あんなにたくさんあったはずの飾りがほんのちょっぴりに見えます。
私が子どもの頃と比べて、七夕を揚げる家自体が減ってきました。
今年はあいにくの雨で、1日で七夕飾りは散ってしまいましたが、家々の七夕飾りを見るのはけっこう楽しいものです。
これは数年前の七夕ですが、晴れていると風にそよぐ様子がとても爽やかです。
続いていってほしい風習です。
月下美人が咲き乱れる
先日、月下美人の花が一夜に8つも咲きました。
こんなふうに一気に咲くのを見るのは初めてです。とても見ごたえがありました。
一夜限り咲く大輪の白い花。
月下美人はちょっと神秘的で、特別な花という感じがします。
20時ごろから開き始めて、22時ごろきれいに開きました。
子どもの頃は、咲いた姿を見ること自体がチャレンジで、今以上に特別な花という思いがありました。
あの頃の思いがあるから、今も特別な花と感じるのかもしれませんね。
また、月下美人はとてもよい香りがします。
8つも咲くと、風とともに家の中まで香りが入ってきて、いい気分でお花見できましたよ。
翌日のぐったりしたお姿。笑
この日も3輪咲きました。
奄美の貝といえばトビンニャ
塩ゆでしたトビンニャです。
先っちょに爪が付いていて、それを引っ張るとスルっと身が出てくるので、食べやすい貝です。
そして何といっても美味しい☆
長いこと食べていなかったので、奄美に帰ってきて久しぶりに食べた時には、とても懐かしく感じました。
奄美では貝のことを「ニャ」といいます。
トビンニャは、海の中を飛んで移動するらしいので、飛ぶ貝って意味で「トビンニャ」。
そのまんまですね。笑
貝を食べていると、子供の頃、親戚総出で潮干狩りに行ったことを思い出します。
じいちゃんばあちゃんは、かごをしょって沖に出て、ウニやサザエ(カタンニャ)を取ってきます。
私ら子どもたちは、浅瀬で拾える小さな貝を拾ったり、岩についたカキをドライバーで割って食べたりしていました。
ばあちゃんたちが取ってきてくれたウニも、石で割って、海水で洗って食べていましたよ。
ワイルドですよね。笑
懐かしい思い出です。
また潮干狩りに行きたいなぁ。
ヤモリとの戦い。
奄美ではこの季節になると、ヤモリに悩まされます。
ヤモリって、虫を食べてくれて家を守ると言いますけれども、守ってもらうより、正直害の方が大きい気がします。。
我が家は築40年超の古い家ですから、ヤモリの数も多いんですよね。
まず困るのが、フンです。
朝起きたら、廊下を中心に、そこら中にヤモリのフンが転がっているんです。
朝はヤモリのフンを除去することから一日が始まると言ってもいいくらい。
そして、一番困るのが、鳴き声!
「ケッケッケッケッ」みたいな甲高い声で鳴くのですが、知らない人が聞いたら鳥だと思うかもしれません。
本土のヤモリは、ほとんど鳴かないそうですね。
ネットでヤモリ対策を調べている時に知って、ビックリしました。
ヤモリは夜行性なので、夜中でも容赦なく甲高い声で鳴きます。
真夜中にヤモリの声で目覚めることも少なくありません。。
とりあえず、睡眠妨害は止めてほしい!ということで、最近このアプリを使い始めました。
超音波で、虫や動物を追い払うアプリ です。
超音波バリア
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.useeng.UltrasoundBarrier
それぞれ試してみた結果、蚊のモードとネズミのモードにすると、ヤモリが逃げていくようです。
蚊のモードが一番効いている気がするのですが、ギリギリ人間にも聞こえる周波数なので、静かな時には使えません。
夜中にヤモリがうるさい時は、ネズミモードを最大音量にして眠っていますよ。
(ついでにネズミも追い払えて一石二鳥?)
根本的な解決ではないですが、とりあえずヤモリが超音波に慣れてしまうまでは、このアプリに頑張ってもらおうと思います!
ヤモリとの戦いは、寒くなるまで続きます。。
島Cafe「おひさま」さん
今日は美味しいランチが食べられるお店を紹介してみようと思います。
たぶん今年オープンしたお店じゃないかな?
(違ったらごめんなさい。)
県病院から歩いて5分ぐらいのところにあるので、私は県病院に行った帰りに寄らせてもらっています。
白を基調とした清潔な雰囲気の店内で、3種類のランチがいただけます。
私はすでに3種類制覇しました。笑
まずは、奄美と言えばやっぱりこれ!
鶏飯どんです。
最初からどんぶりに入って出てくるので、そのままペロッと食べられます。
鶏ガラの優しいお出汁に何か隠し味が入っているのかな?
とっても美味しいスープでした!
ピーナッツ味噌やパパイヤの漬物など、島らしい付け合わせも嬉しいです。
続いて、男性や若者におススメしたいのが、これ。
なんこつ丼です。
トロトロに煮込まれたこってりなんこつに、目玉焼きの黄味を絡ませてご飯と一緒に食べれば、、おいしいに決まっていますよね。
鶏のスープも付いてきて、お得感があります。お腹も大満足でした。
最後、個人的に一番好きだったのが、これです。
油ぞーめん。
カフェで、油ぞうめんを出しているところって珍しいですよね。
基本的に家庭料理だと思いますが、やはり外で食べる油ぞうめんは一味違いました。
雑魚がカリッと揚げられていて、その食感と香ばしさがとても良いアクセントになっていましたよ。
餃子やデザートもついていて、女性におススメの一品です。
お値段は、どれもちょうど1000円でしたよ。
たぶんオープンから日が浅く、もしかするとまだそんなに知られていないかもしれないですが、どれも美味しいのでおススメです。
奄美の音(昼と夜、雨)
奄美に帰ってきてから強く思ったのは、「奄美は音であふれている」ということです。
何の音かと言いますと、自然音です。
日常の中に自然音が溢れています。
私は昨年まで沖縄に住んでいたのですが、日常でこんなに虫や鳥の声を感じることはありませんでした。
(たぶん、やんばるあたりでは、自然音があふれかえっていると思います。)
少なくとも私が住んでいた中部では、人口の音が勝っていました。
基地の飛行機やヘリコプターの音もすごいですしね。
でも、今じゃ奄美の上空も米軍の飛行機が飛んでいますよ。
これは二十数年前にはなかったことなので、びっくりしました。
話がそれましたが、奄美の音。
録音してみましたので、紹介します。
うちの庭から聞こえてくる音です。
まずは、昼の音。
リュウキュウアカショウビンが鳴いてますね~。
キュロロロロ~と鳴いているのが、アカショウビンです。
この声を聴くと、夏が来たって感じがします。
透き通った爽やかな鳴き声ですよね。
続いては、夜の音。
虫の声に混ざって、オットンガエルが鳴いています。
トゥンッみたいな鳴き声です。
終わりの方がわかりやすいかな?
最後は、雨の音。
奄美に帰ってきてから、雨音の大きさにびっくりしました。
沖縄では、防音のしっかりしたコンクリートのマンションに住んでいたので、雨の音ってあんまり聞こえなかったんです。
それが、奄美の実家だと、窓を閉め切っていても大きな音が聞こえます。笑
平屋の屋根に打ち付ける音や、雨どいを伝って流れ落ちる音など、雨の音もにぎやかです。
昔はけっこう雨の日が好きだったことを思い出しましたよ。